最近はスマホのカメラの性能もとてもよく、雰囲気のある写真もアプリで簡単に撮れるようになった。
カメラ業界が苦戦しているというニュースも目にするが、本当にその通りだろう。
一眼レフや高級コンデジなどは値段は高めながらも需要はあると思うが、コンデジはスマホとの差別化が難しく、いまや利点といえば「スマホの充電を気にせず撮影できること」くらいなのではないかとすら思ってしまう。
そんな時代の流れに飲み込まれてしまったコンデジだが、カメラが趣味とまでは言えないごくごく一般人の自分もお世話になった。
同じ時代を過ごした人や同じ機種を持っている人にとっては面白いかもしれないので書き残しておこうと思う。
店員に言われた衝撃のひとこと
初めてデジタルカメラを買ったのは1998年。
オリンパス「CAMEDIA C-900 ZOOM」。130万画素。光学3倍ズーム。8万円台後半。
このカメラを買いに量販店に行ったときの店員さんとのやり取りは今でも忘れない。
画像をパソコンにどうやって取り込むのかなど相談していると、その店員がこんなことを言ってきたのだ。
店員「お客様のパソコンは jpg ですか?」
ん……?
もちろん私はjpgが画像の拡張子ということは知っている。
この店員は何を言っているのだろう……と言葉に詰まっていたら、
店員「お客様のパソコンは、「じぇ・い・ぺ・ぐ」ですか?
丁寧に言われた!!!!!
聞き取れなかったと思われたのか、むしろこっちがバカにされてるっぽくなってる!!!
あとから思えば、あの店員さんは「Windows」か「Mac」かを確認しようとでも思ったのだろうか。結局その時はすごすごと帰ってきてしまった。
そして後日購入。
この時は「光学3倍ズーム」に惹かれて購入した。
電源は「単3電池×4」で、急に電池が切れてもすぐ買えるという売りも懐かしい。この時は専用の充電池と単3電池が4本充電できる充電器も同時に購入した。
フィルムの残りを気にすることなく撮れるのは画期的だったが、まだ画質の面ではフィルムカメラに到底及ばなかったころ。大きなプリントには向かず、ウェブページに載せたりはがきサイズ程度にプリントするイメージだった。
以下の機種についても追々。
- 初代エクシリムの後継、オリンパス「EX-M2」
- 一眼レフが欲しくなり、キヤノン「EOS Kiss X3」
- 手軽な中級コンデジ、富士フイルム「FUJIFILM XF1」